喧嘩上等。
ここ最近、MOROHAが好きだ。
2016年は8回も彼らのライブを見た。
今年もすでに1回見ている。
出会いはATATAとの対バン。
そこでもう虜になって、小さいライブハウス、タワレコのインストア、フェス、様々な場所で見た。
近年まれにみるハマり具合。
MOROHAはいつだって闘っている。
もっと上へ、もっと上へと行こうと。
彼らの戦場は音楽シーン。
小さいライブハウスから大きいライブハウスへ。
CDショップの片隅からお茶の間へまで届けようとしている。
ものすごい上昇志向。
私の戦場といえば、普通のしがない会社員であるので、生活の大半を占めている仕事場が戦場といえる。
しかし、私は別に大きい仕事をしてみたいとか、昇進していって社長になろうとか、起業してやろうとか、そういった大きな野望は正直なところ持ち合わせていない。
日々愚痴をこぼしながらも仕事をこなし、滞りなく大好きなライブやフェスに行って、友人たちと酒を飲む日々があればいい、それだけでいい。
それ以上は望まない。
じゃあなぜ、常に闘っているそんな彼らに私が共感することができ、こんなにハマっているのだろうか。
少し考えてみた。
きっと、共感はしていないと思う。
MOROHAは私と喧嘩をしてくれるのだ。
これが私の語彙の中でしっくりくる言い方かな。
上昇志向はなくったって、落ち込むときやどうしようもなく自分はダメな人間だと思うことはある。
そんな時、MOROHAは私の中の弱い自分をにぶん殴ってくれる。
大言壮語にも見えるようなラップとギターで以って。
それがいい、それでいい。
だって、"偉そうなことばっか言いやがって、畜生ふざけんな。見てろよ。"って思えるくらいのほうが喧嘩のし甲斐があるってもんだ。
2016年、フジロック出演が決まった時、職場でtwitterを見て、もちろん共感する人などいもしないので、一人心の中で震えた。
やっぱり喧嘩相手は強ければ強いほうが挑み甲斐があるからね。
まだまだMOROHAと喧嘩したい。
MOROHAが喧嘩を売ってくる限り、私はその喧嘩を買い続けようと思う。
だから私はこれからもMOROHAを聞く。
もっと大勢の人がMOROHAと 喧嘩できるようになったらいいなってことも思いながら。
MOROHAで一番好きな曲